令和6年12月の記録
「屋根のカバー工法と外壁の高耐久塗装を承りました」
築30年ほどのハウスメーカーの建物で、
今から10年ほど前に 屋根の葺き替えや外壁の再塗装工事を行われた物件ですが、
当時の施工業者の施工がよく無くて 屋根からのあま漏れで 室内の壁や天井がダメになったりと
数年にわたりお困りの物件でした。
屋根で言えば 新築時のカラーベストを再度新しいカラーベストに総葺き替えしてあるのですが
使っている材料は勿論、水仕舞いが不完全であったり 無理矢理の固定で屋根材が
割れてしまっていたりという仕上がりです。
外壁の再塗装も グレードの低い塗料が厚塗りしてあります。
しかも 肝心の部分にシール(コーキング)が施されていなかったり、壁に寄せてある物置の
裏は 塗装されていなかったり。。。
両方とも各業者 ハウスメーカーからの斡旋業者や 湖北では結構名の知れた塗装業者ですが、
言っては悪いですが 施主に対して なんの誠意も感じられない仕上がりでした。
↓ これが屋根の状態です。10年そこらとは思えないほどの劣化やひび割れ。
水仕舞い(あま漏れ)対策も雑で、特に下屋根と壁のつなぎ目には 大きなスキマが出来ており、
ここから 雨が侵入し、1階のLDK天井を水浸しにしています。
![](img/image259.jpg)
↓下野の部分 黄色く見える部分は スキマに詰め込まれたスポンジ状のもの
↓ 葺き替えの際に 無理矢理剥がしてあるので 水切りの部分が断裂しています
↓ 大屋根の換気棟の水仕舞い。これでは雨が流れ込んでしまいます。
![](img/image260.jpg)
![](img/image261.jpg)
![](img/image262.jpg)
今回 全ての屋根を ガルバリウムの金属屋根材で上からカバーする施工を提案しました。
既存のカラーベストを撤去する場合の費用や その場合の降雨時の漏水を心配し、
結果 高耐久のフッ素塗装の材料で全面をカバーしました。
遮熱効果も高く 退色しにくい シルバーをあえて提案しました。
![](img/IMG_8406.jpg)
↓ 更に問題箇所であった下屋根と壁の部分は その壁の部分だけ 金属サイディングでカバーし、
万全の雨対策を施しています。
屋根と一部壁面のカバー工事が終わり、次は塗装工事です。
シリコン塗料で厚塗り しかもスタッコ仕上げ おまけに軒天まで同じ塗装をされてしまった壁を
できる限り 綺麗に蘇えらせたいのです。
使用する塗料は 20年ほど耐久力がある 遮熱フッ素塗料を用い、
陽のあたる方角はクリーム系の淡色で、北側の壁は焦げ茶の濃色で という ヤマブキ拘りの提案
をさせて頂きました。
ガーデニングがとても素晴らしいお施主様なので、ガーデニングにも調和の取れる色合いと
なりました。
↓ 塗装前の既存の状態
![](img/IMG_17771.jpg)
![](img/IMG_7772.jpg)
![](img/IMG_7773.jpg)
↓ 軒天井まで 同色でシリコン塗装してしまっています。
↓メインとなる外壁部分には 遮熱フッ素塗料を用い 目地のシール剤は30年耐久といわれる
オートンイクシードを使用しています。
![](img/ff96820d04885d191b83f5b571455870.jpg)
以下 仕上がり時の完成写真。
少し曇天で残念ですが、また晴天の時に撮影して 再度アップしますね。
![](img/IMG_18709.jpg)
![](img/IMG_8711.jpg)
![](img/IMG_8712.jpg)
![](img/IMG_8714.jpg)
![](img/539509499925627218.jpg)
↓ 北側 裏面の この焦げ茶の色使いも とても引き締まり カッコよくなりました。
![](img/539509499154137576.jpg)
たくさん 撮りためた施行写真もあるのですが、今回はこのへんで。。
お施主様にも 大変喜んで頂けて、また来年も 室内の改修など ご用命を頂戴致しました。
お施主様に対して 誠意を持ち続けて ヤマブキ・工務店は頑張っていきます。
昨年に外壁と屋根の塗装工事を頂戴しましたお客様から ご相談を受け、
当初お客様は 庭の撤去や大型の外部物置の撤去で駐車スペースを確保 とお考えでしたが、た。