ヤマブキ・工務店:新築住宅の仕様①主要部分

3つの重要な骨組みをご提案申し上げます

新築住宅を計画するにあたっては はじめに3つのとても重要な骨組みが必要となります。
この3つの項目がしっかりした住宅なら 何十年先であろうが ずっと家族と共にあり・
家族を見守り続けてくれるマイホームになります。

1.まず その第1が 「 間取り・プランニング 」です。

「家に住む」うえで最も重要なポイントです。

今の家族構成や年齢だけでなく、これから15年先・更に建て主が年老いた際にも
充分 使い勝手を考えられた間取りである事を最優先にする事が必要です。

居室やリビングの配置はもちろんですが、
便利且つ充分な収納容積・
夏場であれば開口時には建物全体に風が流れるような窓配置・
光の射し込むリビングやキッチン・
ちょっとした作業の出来る小部屋 等々。。

将来的に「 こうしておけば良かった 」とならないよう、
そこに住む側の立場で考え抜いてプランを作り上げていきます。
お施主様とヤマブキ・工務店で ZEROから頂点に向かい仕上げていく作業です。
この間取り完成が、しいて言えば 家造りに最も大事な工程となります。

↓ 1㎝角が実寸10㎝となる1/10の図面を手書きして お客様と何度も空間や配置の確認をしながら間取りを決めていきます。

 

2.次に 大事なことは 「 建物の構造と断熱・換気 」です。

「家を造る」うえで最も重要なポイントです。

① まず「 構造 」についてですが、

ヤマブキ・工務店は ベタ基礎にて木造軸組工法プラス耐力壁仕様を基本としております。

現在の木造住宅は ほぼ大半がこの仕様で造られています。
地震や台風時の 横からくる暴力的な揺れやネジレから住宅を守る為、筋交いを入れ 外部全面を耐力壁で覆っています。

昔の木造住宅は筋交いのみが入っているだけでしたが、 今は更に強度補強の耐力壁が施されているわけです。

筋交いは現在でも 建築基準法のもと、構造計算して建物の要所部分に入っておりますが、
更にそれに加えて 耐力壁で建物の全周を包む事により、建物全面に筋交い以上の強度を持たせるわけです。

ダイケンの耐力壁「ダイライト」ぜひここのホームページをご参照下さい←クリック

 

② 次に 断熱についてですが、

建物の構造と同じくらいに どのように断熱するかは非常に重要で、
特に省エネルギー・節約が必須となる現代では 決しておろそかに出来ない部分です。

ヤマブキ・工務店は 構造内部に断熱材を充填する方式(内部充填)を基本としております。

外張り断熱をセールスのポイントに使われているメーカーもありますが、
外壁材との結合強度の事や、コストアップの事を考えると弊社の施行にとっては ほぼ不要であると考えております。

充填する断熱材は 基本アクアフォームという吹付け硬質ウレタンフォームを用い、
又はロックウールを予算に応じ使用しております。

耐力壁の内側、屋根と壁の全面・そして基礎の一部に高気密の発泡ウレタンを吹き付けるわけです。
構造材(柱や梁・屋根材等)に密着吹きつけを行う事により 高断熱・高気密・高防音 を確率しております。

アクアフォームのサイトです。←クリック

↓アクアフォームを充填した内部の構ー構造

 

③ これだけ高気密に仕上げた場合、今度は室内の「 換気 」にも気を配らなくてはなりません。

シックハウス対策も謳われている昨今ですが、最も大事な事は 人間の活動や調理などで発生する一酸化炭素、
二酸化炭素、窒素酸化物、粉塵、臭いといった汚染物質や水蒸気(湿気)などを室外に排出し、
新鮮な外気を入れて、室内を常にきれいな空気に保つ事です。

これには 建築基準法に基づく24時間換気だけでは事足りない部分もあります。

大手のメーカーなどは 縦横無尽に壁の中にダクトを張り巡らせて集中管理する第一種換気をセールスのポイントに
していますが、弊社は 将来的にダクト内部の清掃が出来ない事による 大量の埃やカビの蓄積による弊害を懸念しています。

内部で必ず結露は発生し そこにカビが沸き それをヒトが吸い続ける事にもなるからです。

↓第1種換気システムのダクト配管と経年により埃やカビが蓄積したダクト内部


よって ヤマブキ・工務店の換気は 24時間換気プラス センサー可動式の第3種換気を基本としています。

第3種換気というのは 自然吸気口と電気で稼働する機械式換気扇で排出する組み合わせで、最も基本的な換気方法です。

しかし、元来 スイッチの入り切りを怠りがちになるケースが多いため、
湿度が高いときだけ自動に動き止まる・ヒトを感知したときだけ自動に動き止まる・タバコを感知したとき動き止まるという
センサー付きの換気扇を多用しております。

3.最後の3つめのポイントが「 改修コストの掛かりにくい家にする事 」です。

「家を保つ」うえで最も重要なポイントです。

はじめは綺麗だった無垢の床板が 今ではこんなになってしまったり・
10年経って外壁や屋根の再塗装に高額の予算を使ったり・
デザインに惚れ込んだ洗面ボウルだったけど 使い勝手が悪く 結局取り替えたり・
他で使っていないこの部材をあなただけに!と勧められたが 結局劣化が激しく 後で後悔したり。。。

ちょっとここで話しがずれますが、
斬新なデザインや 斬新な部材を使うのも良いのですが、そこにはハッキリした耐久性や利便性が保証されて然るべきです。
一生に一度のマイホームを 人柱にされてはいけません。そういう住宅が多い 昨今です。

家を建てたら 「 永久的に 建てっぱなし 」 では済みません。
「 人工物は必ず壊れたり・劣化していくもの 」との認識は必要で、
10年後から設備機器に始まり、外壁の劣化・その先は床の劣化と続いていきます。
当時はこれで良しと考えた間取りも リフォームしなくては使えなくなったりする場合もあります。

その都度都度 資金が用意できれば良いのですが、子供やその他にお金が必要となり、
それどころで無くなるケースも多いのではないでしょうか。

家を建てるならば、出来るだけいたみにくい材料を使っておく。
「同時期に建てた隣の家は今回 改修工事をしたが、うちはまだまだ全然大丈夫! 」
そういう賢い家を建てる事が 必要だと考え、ヤマブキ・工務店はコンセプトと致しております。

経年劣化しにくく 滑りにくい特殊な床材を用いたり、
ガルバリウムの金属サイディングを用い 内部に通気層を設けた仕様を基本としてお勧めしております。
金属サイディングに関するご説明分を 別の項に掲載しております。←クリック

次は これからの住宅に必要となる「災害対策・災害に強い家」について 案内を記載させて頂きます。←クリック

 

↓お施主様に提案する際の 完成イメージの一例(サンプル)

外観