平成27年10月03日


「 提案業のイロハ 25年前版 」

 

これは心理テストではないので、お気楽に ご覧くださいませ。

 

問い①:

あなたが親しくしている人が、ある日 自分の家に遊びに来てくれました。

おいしいケーキ屋さんがあり 一緒に食べようと手土産を持ってきてくれました。

あなたには これが一番人気だと「 イチゴのショートケーキ」を。相手は「モンブラン」を食べました。

ひと月ほど経ったある日、今度は自分が相手のお宅へ遊びに行くことになりました。

立ち寄る途中に 相手が前回お土産に持ってきてくれたケーキのお店があるので、今度は自分がそこで買って

持って行こうと決めました。

あなたは 相手に何を選んで持って行きますか。

 

問い②:

真夏の暑いある日、ある人と会う約束をしていました。

立ち寄る際に、アイスクリームを持っていこうと思い、コンビニに立ち寄りました。

売り場を見たら、欲しい食べたいと思っていた一番人気の「かき氷アイス」が たった1つしか残っていません。

他の商品の中には、これといって食べたいと思う物が無かったのですが 仕方なく、

相手にはその「かき氷アイス」を、自分は「モナカアイス」を買って 相手の元へ向かいました。

別の熱い夏の日、今度は相手が自分の元を訪ねてくれました。

「これ、君がこの前食べてたやつ。どうぞ」と言って、「アイスモナカ」を持ってきてくれました。

相手はこの前と同じ「かき氷アイス」を食べていました。

あなたの 心の一言コメントは 何ですか。

 

 

世の中の普通は、問い①で相手にモンブランを買っていき、問い②の答えは「そうじゃない。違うんだよ。」です。

 

実はコレ、僕が学んだ提案営業のイロハなんです。かなり古いんですけど。。

今から25年ほど前、広告代理店の下請け会社に勤めていた際に 自己啓発セミナーで一番始めに学んだ物です。

 

「相手の与えてきた結果が、全て正しいとは限らない。」

「自分が与える結果は、相手にとって押しつけであるかもしれない。」とか、そういう事です。


例えば、

相手が「一番人気だから食べて」と持ってきたショートケーキですが、自分は好きではないかもしれないし、

むしろモンブランのほうが良かったかもしれない。

問い①の答えが 相手があのとき食べていた「モンブラン」なら、相手に問い②のような裏があるとしたら
相手は誠意には嬉しく思ってくれても「モンブラン」には感激されない。


結局、相手の思考の中身は 読み取る事が難しい  みたいな事です。

なんか。。難しいっすよねぇ。。。

 

接客や提案営業の仕事に就く者は、PiPiPi (ピピピ)と来るか来ないかで 業績は大きく変わります。

( と、偉そうに述べられるほど 僕は出来た人間では無いのですが。。。悲しいですわ。自分が。。)

そこには天性の素質や経験の他に、相手の事を尊ぶ気持ち・自分ならどう思うか・逆の意味が無いか などを

考える事と共に、「常に相手に尋ねる」という姿勢が必要です。

確実なる経験知識を持ってお客様の背中を押す事は この建築業界では非常に大切な事です。

しかし 慢心していると、相手に押しつけているだけとなるのですね。

 

その広告代理の仕事をしている頃、とても不思議な体験をしました。

僕の下に、アルバイトのスタッフが数人いて その日は深夜遅くまでイベントの準備をしておりました。

暑さと深夜までの準備で、疲れや思考低下も著しかったので アルバイトスタッフの一人の女の子に

「ちょっと一服したいので、全員の分 ソフトクリームを買ってきて」と頼み、お金を渡しました。

 

アルバイトといっても 皆 一流といわれる関西の私立大学の子達ばかりです。

 

50メートルほど先のコンビニなのに、なかなか帰ってきません。

心配しかけた矢先、30分ほどして彼女はようやく戻ってきました。

「それじゃあ 休憩タイムにしよう! 各自に渡してね~」

 

。。袋の中には 人数分の あんまん にくまん の寄せ集めが入っていました。。。

 

何か 自分が不思議な世界に迷い込んだ気持ちがしました。頭の中が整理できませんでした。

 

「ん?。。。オレ。。 ソフトクリーム買ってこいって 言ったよね?。。。なんで肉まん?」

 

「すいません。。ソフトクリームが人数分無かったので。。」

 

「ん?。。ん?。。それなら別に他のアイスでもイイやん。しかも暑いのに何で肉まん?」

 

「色が白い物が要るのかなって思って。。」

 

「。。。。。。。。。白。。かぁ。。。甘くて冷たい。。ではなかったんやな。。きみの優先順位は。。」

 

 

その経験から、25年経過しましたが、現代に近づけば近づくほど、こういう行き違いの場面も多くなりました。

まあ、ここまでの大きなズレはいまだかつてあれ以来 経験していませんが。。

 

僕も 業者や従業員などに物事を頼む時には、
「 ○○をこうしてほしい。もし出来なかったら○○、更に出来なかったら○○」と二手三手先の対策まで告げるように
しています。うちのスタッフの場合、こういうトラブルは殆ど発生しませんが、念のため そうしています。

また、相手も必ず連絡して確認をさせています。まあ。。。当たり前なのですけど。

 

結局 何のためにこんな日誌を書いたのか 解らなくなりましたが、思い出したうちに書いとこうって事です。

 

訳わからん記事書いて すびばせん。。

 

現在 朝方の午前四時。あっ、そうか。今、自分 思考低下しているなあ~って思ってたら思いついたんだっけ。。

 

思考能力 更に低下中の状態なので どうぞお許し下さい。ではでは~。