令和6年5月の記録
「RC住宅に最新のシャッター付き高断熱サッシを取り付け」
ホント 長い間 ホームページを更新せずで、
久しぶりに更新を試みたら 方法を全く忘れてしまっており、激しく反省しております。
撮りためた工事写真を 時期や順序バラバラですが 少しずつアップさせて頂きます。
築50年ほど経過したRC作りのお住まいですが、当時のサッシには断熱効果や遮熱効果は無く、
また 雨戸なども構造上取りつけられなかったようで 長年 日射や台風に困っておられたようです。
2024年も 住宅省エネキャンペーンが実施されており、高断熱のサッシへの入れ替えには 国からの
助成金が補填されることをご提案しました所 賛同してくださり 今回お仕事を頂戴致しました。
RC つまり鉄筋コンクリート住宅は 木造住宅とは事なり、既存のサッシ枠は 四方とも鉄筋で溶接等の固定が
され そのスキマは全てモルタルにて充填されております。
つまり 簡単に取り替えが出来ない仕組みと言うわけです。
↓ 既存の連結窓 ①縁廊下側
↓ 既存の連結窓 ②応接間側
↓ 既存のサッシ枠は 内付け式で 全てモルタル壁に埋まっている状態
色々と思案した結果、
①敷居レールは完全に取り除き そこに新たな土台を取りつける。
②残りの三方枠は 撤去せずに 出っ張りだけを取り除き 新たな木材を接合して新サッシの下地とする。
③スキマは全て 発泡ウレタンを充填し 断熱・防水対策を行う。
④新しい シャッター付きサッシは半外付けなので、取りつけた後の外壁は ガルバリウムのパネルで覆う。
という工事と致しました。
↓ 既存サッシ 撤去後の状態①
↓ 既存サッシ 撤去後の状態② 既存レールを取り外し、鉄筋をカットした直後の状態
そこに 新しい土台と サッシ用の新しい下地を造作。スキマを発泡ウレタンで埋めました。
応接間側に続き、縁廊下側も同様に工事を進め、
応接間側は にけん幅であった既存の連結窓→ いっけん幅のシャッター付きサッシを2つに分割
縁廊下側は よんけん幅であったものを 三分割のシャッター付きサッシに。
共に ガラスは高遮熱 Low-E グリーンガラスと致しました。
国からの助成金は 92,000円✕5本分で460,000円となりました。
掃き出し側 一番左の にけん間口のシャッター付きサッシは 真ん中の支柱が取り外し可能で、
法事なとの際には 靴脱石を中心に大開口できます。
お施主様にも 大変よろこんで頂き、 考えて考えた この経過も 私にとって勉強となりました。
今後は 同じく玄関障子も変えていきたいと仰ってくださり また以降 ご提案をさせて頂きます。