令和5年5月の記録
「過ごしやすく使いやすい LDKと水回りのリフォーム 」
これで良いと思って建てた住まい 間取りであっても いざ使い出してみると
こんなはずではなかったと 不満が残る事があります。
収納部分が たりな過ぎて 部屋に物が溢れてしまう という状況も多々あります。
そこに住むかたの立場になって・そこで自分が住む身になって 間取りを考えたり
提案をすることが この時代の建築業者には 絶対に必須だと常々思っています。
決められた その範囲を どうリフォームし直せば良いか
それは 時にとても難解でありますが、 しかし 産み出した時の達成感もひとしおです。
今回も そういうリフォームをやらせて頂きました。
①台所 ダイニングキッチンは とても広いが 隣の居間は 狭くて窮屈であり、
収納部分もないので 溢れかえってしまう
②洗面脱衣室はとても大きいが 風呂は昔の小さなステンレス浴槽
それを 現在のご年齢に合った 住居に変化させるご提案を致しました。
まず、リフォーム前の間取りと その写真を撮っておきました。
まず第1に 居間を広くして 息子さんや娘さんのご家族が帰省されても 充分にくつろげる事
弟2に お孫さんとも ゆっくり入って頂ける大きな浴室にする事
第3に 台所に物が溢れかえらないよう 収納を増やす事
を念頭に いくつものパターンを考えました。
で 最終的に決めて頂いた間取りが これです。
この居間と台所部分は 2階の無い落ち棟であり、
既存の居間と台所を間仕切る壁の中には 柱が2本立っていて
大きな地棟と梁を この柱で支えています。
8畳の和室を10畳の洋室に変えるためには どうしても この柱を撤去する必要があり、
結果 既存の梁の下に もうひとつ 大きな梁を取りつける事で 解決を致しました。
新しい 間仕切り壁の上にも 新たに梁を設けて 更に地棟を支えました。
※もちろん 耐震金物も 充分に取りつけておきました。
居間と台所の間に設けた新しい壁には 大開口できる障子をいれ、
集まってきた ご家族の人数に併せて オープンにできる仕組みとしています。
屋内解体の際の画像 ※手前に見えている2本の柱が このあと撤去された柱です。
そして 仕上がりを以下に載せていきます。
1621サイズのクリナップ・ユニットバス
暖房乾燥機を取りつけた 洗面脱衣室
LDKを三枚建ての間仕切り障子付きで仕上げました。
色々な場面に応じて 全開口・間仕切りで使い分けていただきます
天井付近が重く見えないように 吊り戸棚は鏡面の白木目・下の部分は鏡面の黒木目といたしました。
有効スペースに バントリーと雑品庫を設けました。
昨年に外壁と屋根の塗装工事を頂戴しましたお客様から ご相談を受け、
当初お客様は 庭の撤去や大型の外部物置の撤去で駐車スペースを確保 とお考えでしたが、た。