平成30年10月15日

「 新築住宅のお引き渡しを完了  ⑤外壁とその他etc. 」

マイホームを建てた後 建物や建材・設備機器は必ず経年劣化していきます。

10年を過ぎた頃から 劣化は目視出来るようなり、そのまま放置していくと 更に高額な修理費用が必要となります。

その頃のご家庭のふところ事情が潤沢であれば何の問題もありませんが、おそらく あれやこれやにお金が
掛かり、家をなおすどころの話しではないのが 現代の一般的なご家庭であると思います。

かく言う私も 建築の世界に入る前に 家を建て 25年以上経過しましたが、その間に外壁の塗り替えを2回・ベランダの
漏水改修工事を1回・その他設備機器の交換等行いました。普及品のフロア板は 表面がささくれて 一部剥離している
現状です。

子供が大きくなるにつれ 学費や習い事に多額の出費をしながら 家の補修費用も捻出しなければならないという、
「 一般家庭あるある 」的な事を 私もやったわけです。

 

私のご提案する新築やリフォームのお客様には 私のような事に 極力なってほしくない。

できる限り 傷みにくい・修理の手間が掛からない そんな住宅を ご提案し、造り続けているつもりです。

 

今回も 外壁にはケイミューの金属サイディングを用いました。

窓周りのみ変成シリコンが施されていますが それ以外はほぼ全て サイディングと同素材のパッキンで塞がれており、

①まず 「 コーキングの劣化による再塗装を余儀なくされる 」事を防ぎます。

表面はフッ素樹脂塗装されており、更にガルバリウム鋼板の耐久性で 外壁の劣化を長年防ぎます。

② 塗装が劣化したとしても サイディングにひび割れ等の腐食を起こさず サイディングがボロボロになるのを防ぐ。
 塗装の劣化を気にしなければ窯業サイディングを貼った場合の再塗装サイクルを2回ほど飛ばす事も可能である。

つまり この先 劣化した塗装の改修が 予算上 出来なくても できる限り外壁を傷まさせずに乗り切りたい という事です。

③ 外壁色は 色あせを極力防ぐため 出来るだけ淡色であるほうが良い。

 

金属サイディングは、窯業(セラミック系)サイディングに比べ 重さは約1/4とされています。

つまり 家の外周が軽いということです。これは地震の際の家の揺れにも現れてきます。

体重40㎏と100㎏の人が 同時にフラフープをやった場合 どちらがブルンブルン揺れるか みたいな比喩です。

 

屋根材にもガルバリウムを用いており、出来る限り 補修のサイクルを伸ばし 傷みにくい家となるよう仕上げました。

 

床材に関しては お施主様も気に入って頂きましたので ダイケンのエクオスロッゾを使いました。
見た目が綺麗な無垢板よりも、子供が走り回って安全で 汚れもつきにくく長持ちする床材を とのご要望でしたので
最終的にエクオスロッゾを使用致しました。(キッチン床はダイケン・パピアフロアつや無し を用いました)

ご家族・他のご商談中お客様・出入り業者 等々 実際に歩いて貰いましたが 皆さん 「普通の床と全然違う」との
高評価を頂きました。

エクオスロッゾの説明日記←クリック

 

今回も 長々 説明文を記載し 誠に申し訳ありません。。

 

 

金属サイディング 施工途中。屋根に全面ソーラーパネルも見えます。

貼り合わせ部分は コーキングではなく パッキン式です。

 

玄関ドアは 最近の自動車にも使われている タッチキー開閉。鍵をカバンに入れているだけで開閉できます。

更に このドアには通風窓があり、ドアを施錠していても 風が通せます。

 

2階の大広間 16帖です。子供さんが小さなうちは 家族全員で2階のリビング兼寝室として使ってもらい、
将来的には壁で間仕切り 子供部屋2室にする計画です。

主寝室 マイナスイオン・クロスを壁全面に貼ってあります。

奥さんの家事室 3帖相当。 針やアイロン等 小さな子供が触らないように 外カギ式の建具にしてあります。

階段周辺。縦開きの窓は 採光と通風のため。左右違う角度から風を迎え入れます。

逆光で画像がうす暗くなってしまいました。。

古木調の階段踏み板 アクセントで階段のみ使用しています。

 

 

プランご提案時の 2階 完成イメージパースです。