こだわり①:思い違いを無くしていく
まず、下記の図面をご覧になってください。
これは通常 公式として出力される 1/100の平面図です。
(実際に弊社が承りました 新築住宅の確認申請図面です )
画像に変換してホームページに載せていますので、画面上では計測が出来ませんが、
実際の図面では ものさし1㎝が実際の1mとなります。
これが通常 一般的に 建築業者からお施主様に渡される図面となります。
建築主およびご家族の皆様は、この図面によって 仕上がりを判断していく事になります。
また、上の図面だけでは 施主様にとって あまりにも解りにくいので
下図のような絵にしてお渡しするようなケースもあります。
これは実際に 弊社が間取り提案の段階で お施主様にお渡しした物です。
※公式図面とは上下逆ですが、お施主様にとって解りやすい方向でご提案しています。
↑ 如何でしょうか。 この図面のほうが幾分解りやすいですよね。
通常 お施主様は業者から渡された これらの図面でご自分の建物・リフォームの仕上がりを
イメージして、施工を業者に委託なされることになります。
しかし、本当にこれで お施主様の把握が出来ているのでしょうか。
「 トイレは実際座ったときに どれくらいの広さなのだろう。。」
「 洗面脱衣室って 子供二人と一緒に入れるほどの大きさなんだろうか。。」
「 収納庫は実際どれくらいの大きさなんだろう。購入しようと思っている欲しい棚が
ちゃんと入ってくれるのだろうか。」
などなど..
人間のイメージは一人歩きするものです。イメージが広がると全てが大きく膨らみます。
更に、「建築のプロが提案しているのだから、間違いないだろう」と信用するものです。
これが、思い違いを発生させる原因になります。
「こんな感じになるとは思っていなかった」
「もっと広いと思っていた」
「このスペースにコレが置けると思っていた。」
「ベッドが二つ並んでもまだスペースがあると思っていた。」などなど。。
家を建てる・リフォームをする という事は 車や家具を購入するのとは違い、
思い違いや 「 こんなはずではなかった!」 では片付けられない高額な行事であります。
提案する側も、信用して仕事を任せて頂いたお施主様に
このような思いをして頂いてはなりません。
つまり着工前の時点で お施主様には、可能な限り 仕上がりのイメージを
把握して頂いておく事が 一番大切になるわけです。
そのような事態を無くす為( お施主様が安心して着工に臨んで頂けます為 )に、
ヤマブキ・工務店では 新築はもちろん・水廻りを含むリフォームなどの場合には
上の図面(間取りの確定)以降に 更に2つの図を作成し、
お施主様の納得・了解を得て工事に臨ませて頂いております。
1つめはこの図面です。
(この画像はクリックして頂くと 少しだけ大きな画像となります)
※米原市 Z様邸の図面です。水廻りが集約している間取りのため参照に選びました。
この図面は 1/10の手書きの図面です。
画像では解りにくいですが マス目があり、1㎝が実際の10㎝となります。
図面の上で、それぞれの長さ・間隔を お施主様ご自身が ものさしで計測
出来るようになります。
トイレの便器から横の壁までの間が1㎝8㎜であれば実寸は およそ18㎝の間隔。
洗面化粧台と洗濯機の間が3㎝2㎜であれば 実際にはおよそ32㎝のスペースがあります。
更に言えば、
キッチンと背面の食器棚の間が12㎝あれば、実際キッチンに立った場合には
後ろの棚まで 約120㎝のスペースがあるわけです。
居室・寝室・収納庫などには、
実際置きたい家具の型紙を10分の1で切り抜いて並べてみれば、
どのくらいのスペースになるかを ご家族で判断する事が出来ます。
このような確認を、始めにご覧頂いた1/100の図面で行う事が可能でしょうか。。。
手書きで家一件分・リフォーム全範囲の図面を、
しかも1/10で書く事は相当な時間を要します。
しかし、ヤマブキ・工務店では それでも絶対に 「 この図面が必要だ 」と考えています。
また、手書きで書く事によって提案側も発見出来る事があります。
「 ここは この位置にドアがあるより、こちら側に引き戸があるほうが良い 」 とか
「 当初考えていた設備の組合せだが、更にこういう組合せのほうが便利だ 」 とか。。
この手書き図面をもとに お施主様と相談しながら 変更があれば修正し、
これで一番良いだろう という最終決定プランに到達致します。
プランが最終決定したら、その図面を基に 次は2つめの図面を作成し提出させて頂きます。
それが 下の立体パースです。
実際にはもっと大きなA3の用紙で、真上から・各部屋の斜めから 等々を印刷して
お渡ししています。
手書き図面で割り出した各寸法をコンピューターに実寸入力して仕上げますので、
まるでパソコン上(印刷紙面上)に ご自宅の工事が仕上がっているように見えます。
お施主様にとっては、いろいろな打ち合わせで決めて納得了解しても、
やはり図面ではピンと来ないのが当たり前です。
ですので、こうして仕上がりを立体的な絵でお見せすることが一番理解を深めて頂ける
事であると 店主は考えております。
開業以来 ずっとこの提案方法で各お施主様と打ち合わせをし、着工をご依頼頂き、
工事を無事に完了させてまいりました。
「 自分が施主であるなら 業者には ここまでやって欲しい。」
そういう思いで、この提案方法は最後まで貫いていこうと考えております。
参考事例
米原市F様邸のページをご覧頂くと、立体パースと実際の仕上がりの具合を判断して頂けます←クリック
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